気ままにアバウトライフ

まんまブログ名通りいろいろと適当に書いていきます。

中国がステルス機がデビューした?

どうもtaku-marineです☆彡

 

ここ最近やたらと、北朝鮮北朝鮮と騒がれてましたが、そうしてる間に 中国ステルス戦闘機J-20を実践配備したそうだ。

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-2017092801555/

 

J-20

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ステルス機とはなんなのか?

 

早い話、レーダーで探知しにくい航空機のこと。

 

レーダーで探知しにくいと言うことは、敵の航空機が飛んできてレーダーで探知していれば、自分の陣地に来るまでの間対抗するための準備なり、周辺に住む一般市民を避難させるなどできるが、探知できてなければ気がつけばもうきていたと言う状態になる。

 

コレがステルス機の厄介なところ。

 

戦争の時レーダーで探知できるのと出来ないのとでは、雲泥の差がある。

 

その事例としてよくあげられるのが、かれこれ遡ること73年前の 1944年。

 

当時、日本とアメリカは太平洋戦争の真っ只中。

 

その太平洋戦争での中で、レーダーの優劣が勝敗を決した事例として非常に有名な戦いが1つある。

 

マリアナ沖海戦

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/マリアナ沖海戦

 

マリアナ沖海戦とは、文字通り マリアナ諸島を巡る戦い で、侵攻してくるアメリカ海軍の航空艦隊に対して、日本も総力を挙げて航空艦隊で迎え打とうとしていた。

 

日本にとってもアメリカにとっても、非常に重要な戦いで、当時の日本軍はこのマリアナ諸島絶対国防圏 としていた。

 

何故なら、マリアナ諸島を抑えられると日本本土がアメリカ軍の攻撃範囲に入るから。

 

実際、日本を空襲した B-29 の最前線基地はマリアナ諸島だった、広島と長崎に原爆を落としたB-29マリアナ諸島から飛び立った。

 

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そして、今の文面からも分かるだろうが日本は負けてはいけないこのマリアナ沖海戦に負けてしまったのだ、どんな風に負けたかといえばそれはもう、ボロ負けのボロ負けフルボッコ

 

大まかに書きますと。

 

日本側の損害

 

航空機450機以上喪失。

空母4隻撃沈。

機動部隊事実上の壊滅。

戦死者3500人以上。

 

アメリカ側の損害

 

航空機80機以上の喪失。

艦艇数隻、軽微な損傷。

戦死者約100人。

 

どうしてこれだけ一方的な戦果になったかと言うと、航空パイロットの技術なども要因にあるが、1番大きな要因が レーダーの性能。

 

日本海軍の航空機は航続距離が長く、日本海軍はこの利点を生かそうと、アメリカ海軍の航空機が届かない距離で航空機を発艦させる戦法にでる(俗にいう アウトレンジ戦法)

 

しかし、この航空機群をアメリカは早々とレーダーで探知し、自軍の航空機を優位な位置に誘導し日本軍の航空機は優位な位置からの突然の攻撃になすすべもなく撃ち落とされていき、アメリカ軍側からはコレを 七面鳥狩り」 と揶揄された。

 

その後、アメリカ海軍は日本海軍は航空機が届く位置まで接近し、今度はアメリカ側が航空機を出撃させ日本海軍側もレーダーを装備してはいたのだが、なんと日本側のレーダーがアメリカの航空機を探知したときは既に肉眼で見える距離まで接近していて、更にレーダーより見張りの水兵が先に航空機を確認していた。

 

つまり、日本のレーダーはレーダーとして機能出来ないほど低性能だった。

 

そして、航空機を失った上敵の発見が遅れた日本海軍はなす術もなく空母を4隻撃沈され機動部隊を壊滅された。

 

以上がマリアナ沖海戦の経過であるが、このマリアナ沖海戦の経過から分かる通りレーダーでいかに早く敵を発見するかが勝敗に影響する。

 

さて、話をステルス機に戻すとレーダーに探知されにくいということは、敵がステルス機を出してくるとマリアナ沖海戦の日本海軍の様な自体が起こりうるのだ。

 

そのステルス機が本格的に本領を発揮したのが 1991年の湾岸戦争

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写真にあるのがアメリカ軍の ステルス爆撃機F-117ナイトホーク 、この独特な形状のナイトホークはレーダーの電波を乱反射させイラク軍のレーダーを欺き、ナイトホークを発見できなかったイラク群は大損害を受けた。

 

つまり、この湾岸戦争時のイラク軍はマリアナ沖海戦時の日本海軍と同じ状況に落ちいってしまったのである。

 

さて、そのステルス機を今まではアメリカだけしか持っていなかったのだが、 「表面的」 には中国もステルス機を持ったことになる。

 

と、ちょっと、これを見れば不安に思えるかもしれない。

 

だが、

 

表面的には・・・というのは・・・

 

今回は詳しくは書いてないが、この中国軍のJ-20というのはどうもステルス機としての実力があるかどうかかなり疑問的なもので、実は案外レーダーに当たりやすいと言われていて、そうそう日本の脅威とはなり得ない。

 

が、しかし、手放しに安心てばかりはいられない。

近年の中国は経済発展が著しく、軍事予算はアメリカに次いで2番目に多くJ-20の他にもJ-31も作っているというのだから、日本もレーダーの性能向上やステルス機の開発の急ピッチ化が必要性が上がってきている。

 

今後、マリアナ沖海戦の日本や湾岸戦争イラクの様にならないためにも中国の動向を常に注意しておく必要があるかもしれない。

 

以上「中国のステルス機がデビューした?」でした。

 

それでは御機嫌よう☆彡